医療トピックス

2006年10月25日

インフルエンザ

 今年も寒い季節が迫ってまいりました。
 この時期にもっとも注意が必要な疾患は、やはりインフルエンザでしょう。
普通の風邪が、37℃台程度の発熱、のどの痛みやせき、鼻水といった症状が3日程度続くことが多いのに対して、インフルエンザは38℃以上の高熱が突然出現し、全身のだるさ、筋肉関節痛、頭痛を伴うことが多い疾患です。
この2つの病気はどちらも、鼻やのどの粘膜に病原体がくっつくことにより感染します。
マスクで病原体の侵入を予防したり、手洗いやうがいで病原体を洗い流すことは、病気の予防にたいへん重要です。

 インフルエンザは感染力が強く、症状も重いため、体力のない子供やお年寄りでは重篤な結果に至ることもあります。特にお年寄りでは、体力の落ちたところで肺炎を合併し、死に至ることもあります。
これの予防にもっとも効果的なのがインフルエンザワクチンです。ワクチン接種は、子供からお年寄りまで、多くの人の症状を軽くし、致死率を低下させます。
ただしワクチンは、接種してから体内に免疫ができてくるまでに2週間から4週間かかります。
そのためインフルエンザの流行してくる12月から2月がやってくる前、遅くとも12月中までには接種をすませておいた方がよいでしょう。

特に12歳以下の子供の場合は、充分な免疫を獲得するには2回接種が原則です。1回目と2回目の間も2週間はあけないといけませんので、早めの接種をお勧めします。
喘息や肺気腫、心臓疾患、糖尿病など、慢性疾患をもつ人の場合も、インフルエンザが容態を悪化させることがありますので、早めに接種しておくのがよいでしょう。
 また受験生や大事な仕事、大会などを控えた方も、転ばぬ先の杖として、ワクチン接種をお勧めいたします。

ページトップ