医療トピックス

2006年12月21日

ノロウィルス感染性胃腸炎

 ノロウィルスによる感染性胃腸炎は、秋から冬にかけて流行が見られ、小児から成人まで感染しやすい疾患です。患者の糞便、吐物に接触することにより感染しますが、飛び散った吐物や、乾燥し、粒子状になった糞便、吐物が空気中に漂い、飛沫感染のような様式をとることもあり、意外に油断できない病気です。
 カキなどの二枚貝の生食や、汚染された包丁、まな板、調理師の手などを介した感染により食中毒の原因にもなりますので、調理の上でも注意が必要です。

 ノロウィルスは感染後、1日から2日で嘔吐、下痢、腹痛などの胃腸症状を引き起こし、症状は3日から数日間持続します。
保育施設、老人施設、病院などで院内感染の原因となることもありますが、このウィルスに対する特別な治療薬は無いため、流行させないためには事前の感染予防対策が重要となります。

 予防には、食材の加熱処理(85℃以上、1分)、調理器具の次亜塩素酸、または加熱による消毒、患者吐物、便の次亜塩素酸による処理、こまめな石鹸、石鹸ブラシなどによる手洗いが有効です。
 まんいちノロウィルスに感染、発症した場合は、家族など身近な人への感染に注意しつつ、充分な水分補給で脱水などに対する対称療法を行うよう心がけてください。

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