医療トピックス

2007年01月17日

花粉症

 花粉症とは、ある特定の花粉が目に入ったり、鼻から吸い込まれたりすることによって起こるアレルギー症状のことをいいます。原因になる植物の花粉はさまざまですが、その代表的なものがスギ花粉です。日本人の5?10人に1人がスギ花粉症ともいわれ、いまや社会的な問題になっています。またスギ花粉以外にも、ヒノキ、カモガヤ、ヨモギ、ブタクサなどの花粉が原因になり、花粉症が発症することが知られています。また、必ずしもアレルギー体質の人だけに発症する訳でなく、大量の花粉にさらされていると、次第に過敏になって発症するという報告もあります。

 花粉症は、

1)原因となる花粉に何年も接触している間に人の体内に特殊な抗体が産生される。
2)この抗体が人のマスト細胞と呼ばれる細胞表面に付着する。
3)抗体の付着が引き金となり、マスト細胞から炎症を引き起こすヒスタミンなど様々な物質が放出される。
4)これらの物質が目や鼻の粘膜に作用して花粉症の症状を引き起こす。

という経過をたどって生じます。

症状としては

目:目の痒み、異物感、流涙、目やに、充血
鼻:くしゃみ、鼻水、鼻詰まり
その他:皮膚やのどの痒み、全身倦怠感、頭重感

が代表的です。

予防、治療としては、

1)花粉情報に気をつけ、花粉の多い日の外出を避けたり、花粉症用のマスクやメガネを用いる。
2)シーズン中の窓の開閉をできるだけ少なくし、布団や洗濯物は付着した花粉を充分払い落としてから取り込む。また帰宅時は髪や衣服に付いた花粉をよく落とし、洗顔、うがいを心がける。
3)雑草が原因の場合は家の周囲に生えている雑草を刈り取る。
4)花粉が飛び始める2週間前から花粉症予防用の内服薬を服用し始める。

という対策が効果的です。
 ただし、症状が出てしまった場合は即効性のある強い薬が必要ですが、多くの場合、眠気などの副作用がありますので、服薬中は自動車の運転や危険な機械の操作などは控えなければいけません。スギなどの花粉の場合、受験シーズンとも重なりますので、早めの対策をお勧めします。

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