医療トピックス

2007年01月18日

アトピー性皮膚炎

 アトピー性皮膚炎とは、顔や首、ひじの内側や膝の裏側などに湿疹が現れ、放っておくと
全身に広がっていく病気です。皮膚の表皮での炎症と、外界に対するバリヤー機能の異常から
生じます。
非常に痒いのが特徴で、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、慢性に経過します。
アレルギーの一つでもありますが、ドライスキンといった遺伝的体質や、乾燥、発汗、
引っ掻くなどの環境による影響も重要です。

日常生活上の注意点は、

1)汗や汚れはすぐに洗い落とす。

2)せっけんは肌にやさしい弱酸性のものを使用し、よく泡立てて、こすったりせず
やさしく洗う。

3)シャンプー、せっけんはよく洗い流す。

4)入浴後は保湿剤をたっぷり塗る。

5)肌触りのよい柔らかい衣類を選ぶ。

6)ストレスをためず、リラックスできることをみつける。

7)引っ掻き傷を作らないよう、爪をきちんと切っておく。

8)こまめに部屋のお掃除をする。

9)過度の暖房、乾燥、飲酒、長時間の入浴は体が火照るので注意し、
痒くても患部を掻かずに冷やす。


といったことが言われています。

 治療には、

1)発疹、赤み、かゆみを引き起こすヒスタミンの働きを抑える抗ヒスタミン薬(飲み薬)

2)皮膚の炎症を抑えるステロイド外用薬(塗り薬)

が使われますが、最近では、ステロイド外用薬の長期使用による副作用にも効果があり、
皮膚のバリアーが壊れた部分に特異的に効果がある免疫抑制剤の外用薬が使用され、
効果をあげています。長い間、いろいろな手立てでアトピー性皮膚炎を治療しながらも、
なかなか効果が出ない方、あるいは再発を繰り返す方などは、病態にかなった正しい治療を
行うためにも、医師とよくご相談の上治療法を選択ください。

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